まだ結末は誰もしらない・・・。
ある町のある人のあるお話。
それは、なんでもない日のことだった。
なんのこともない普通な1日で終わるはずだった・・・。
仕事を終え、家でダラダラしていたKは
買い物を頼まれ、重い腰をあげ
クソ油断した格好で近くのウニクロへと向かっていた・・・。
頼まれていたものを手にもち
ついでにスウェットでも買おうと思いつき
レジへ向かった。
そう、なんのこともない普通の日で終わるはずだった・・・。
この日はたしか日曜ってこともありレジは
休日にヒッパリ出されただるそーにしているオッサン
ウニクロの安さに目を奪われたアグレッシブなオバサンで
ごった返していた。
おもむろに列に並んだKの目に
ある女が目に入った。
その子はまさに
ドストライクだった。
結構な面食いであるKにとって
人生2度目のドストライクだったのである。
そこで何をテンパったかK君
手に持っていた商品を全部戻してきて
ほしくもねー皮の手袋を片手にレジに舞い戻ったのである。
Kのそのときの格好なんてクソ油断していたわけで
その子のレジには死んでも並びたくなかったんだけど
神様とか絶対イタズラ好きだよね。
と、Kは思うのだった。
Kが並んでたレジの店員
丁度Kの番になったときに
イヤホンでどっか呼び出されて
代わりに来たのがその子だったのだ。
もう恥ずかしくてたまらなかったKはニットを深くかぶり
素顔をできるだけ隠そうと必死だった。
しかし抜け目のないKはシッカリその子の名札をチェケ。
Tという苗字らしい。(以後Tと呼ぶ)
苗字だけしか書かれていない名札を見ながら
名前はなんていうんだろうと思いつつ
最後に
T 「ありがとうございましたぁ。」(超笑顔で)
Kは完璧にノックアウトでした。
声、笑顔も完璧すぎて3秒くらい固まったのであった。
まさかのウニクロにこれほどストライクド真ん中を
攻めてくる女がいるとは微塵も思ってなかったKは
何故か買ってしまった手袋を片手に車へと戻り
頼まれていたモノを買いに他のウニクロへと向かう車の中で
ゼッテー声かける
と、思うのであった。
一週間が経ち、この出来事を親友であるGに全部話したKは
2人でそのウニクロへと向かった。
G 「どの子よ?」
K 「待ってみ。ゼッテーどっかにいるから。」
商品を見るわけでもないこの2人の行動は
明らかに不審だった。
K 「あれ、いねぇ。」
G 「はぁ~まじで?」
K 「いや、ゼッテーいるはず!!あ、もしかしたら試着んとこかも。」
2人は試着室のほうへ足を運ぶ。
しかし、そこにもTの姿はなく、意気消沈したKは
K 「今日はいねーのかな・・・。まぁまた来たらいいか。」
と、Gにつぶやく。
明らかに楽しんでいたGもテンション下がり
G 「じゃぁ帰るか。」
K 「だな。」
2人して出口へと向かっていたそのとき
スタッフルームのドアが開いたのをKは見逃さなかった。
K 「もしかして、もしかするとかもしれん。」
Kは早足でスタッフルームのほうへ向かう。
するとそこには、全く関係のない格好良くもない男店員がいたのであった。
Kは心の中で(お前じゃねーよ!!このオサレメガネモドキがっ!!)と思いつつ
振り返ったそのとき!!
今までどこにいたのか、ちょっと遠めにTの姿が目に入ったのである。
KはGのもとへ急ぎ
K 「いたぜ!!」
G 「まじでぇぇぇぇえ!!どこどこっ!?」
そしてTを見たGの一言
G 「え。普通じゃね?」
K 「・・・」
K 「いや。かわいくね?」
G 「微妙じゃね?あ、いや、かわいいけどそこまでじゃなくね?」
K 「まじ言ってる?オメー、Bセンに成り下がったなぁ。」
G 「いやいやいやいや、アホか!!こっちのセリフだハゲ。」
K 「はあああああああああああああああああああてめええええええええ」
G 「まぁKがいいならいいんじゃね。」
K 「お、おう。」
G 「でもエロそうだわ。」
K 「・・・」
こんなやり取りをウニクロの外でしていた2人。
野郎2人がこの状況になったとき
でるセリフがコレ。
K&G 「おし、声かけるか。」
しかし、休日のウニクロは混雑激しく
とても声がかけられれる状況ではなかった。
そして2人が出した結論はというと
出待ち( ^ω^)
きっとウニクロの店員を出待ちとかしているのは
この2人が初でしょう。
そして、日を改めて店が終わる時間帯に再び行き
Tがいるかチェックして、外へ出てくるのを待つのだった。
時間は刻一刻とすぎていき、1時間半経つかというとき
K 「ちょいションベン行って来る。ちゃんと見ててよ。」
G 「okok」
Kは駐車場からチョット離れたスーパーのトイレへとダッシュし
用をたし終わったくらいのときにGからの着信。
G 「おい!!!いた!!!出てきたぜ!!!ウンコ野郎!!!」
K 「まっじかよ!!ちょ、ちょい待って!!」
G 「早く早く!!」
急いで外へ出て遠くのKの車から合図を送っている
Gの姿を見て、その差す方向にTを発見したのだった。
しかしTは自転車にまたがって帰路に着こうとしている瞬間だった。
Kの位置からTの場所は地味に距離があった。
がしかし、Kは足には自信があった。本気で走った。
さてさて、この続きはまた今度。
お楽しみいただけたでしょうか。
詳細とかどうせ書くならこのくらい書かなきゃね。
すげー疲れたけどヽ(`Д´#)ノ
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